高度専門的臨床教育(Master Clinician)

高度専門的臨床教育(Master Clinician)

歯周病・インプラント治療・補綴治療等の知識・能力を高め、口腔機能や全身的な評価ができ、なおかつ、豊富な臨床経験を有する歯科医師を育てます。

アドバンス

オーラルリハビリテーション‐1口腔1単位のフルマウスリコンストラクションを目指して‐
近年インプラント、歯周外科などのコースが氾濫していますが、歯科医療を成功させるためには、咬合修復治療が不可欠です。本コースは咬合だけでなく補綴治療全般をマスターしていただき、日常臨床に自信を持っていただくためのコースです。
BB McCollumは、1913年『一口腔一単位の治療を、あなたはいつから始めますか?』と問いかけています。歯科医師としてまず補綴咬合修復治療を学んでください。診査、診断、プレパレーションも含め何事も原則を学び、基礎固めをすることによってアドバンスな事ができるようになります。アンテリアガイダンスとは?補綴の不変のテーマである、アンテリアガイダンスをどのように与えるか。最終的には咬合器上で作製した補綴物を口腔内で無調整にて装着できることを目指します。そして歯科治療で最も難易度の高い歯周疾患が進行し咬合崩壊した症例をどのように治療しますか?ペリオの治療だけでは治癒しません、歯周疾患が進行した症例に対応した咬合修復治療、オーラルリハビリテーションを学びましょう。
臨床審美歯科 ‐ホワイトニングからオールセラミックスクラウンまで 実習コース‐
審美歯科の総てを実習を通じて学んでいただくコースです。現在の歯科治療において、審美歯科修復は必要不可欠と考えられます。審美は当たり前の時代になりました。本コースは基本から形態、色調及び周囲組織(顔貌、歯列、歯、歯周)、咬合の調和等を考慮した診査診断からはじまり、プレパレーション、ホワイトニング、メラニン色素除去、必ず成功する前歯部抜歯即時プロビジョナルインプラント術式、各種マテリアルに対した接着材料の選択術式まで、順序だった治療体系に基づいた審美歯科修復を学んでいただきます。ポーセレンラミネートベニア(モックアップ、ノートブックテクニック)やオールセラミッククラウン等の修復物に必要なプレパレーションの実習を徹底的に行い修得していただきます。
インプラント埋入時に問題が生じたら―インプラント手術時のトラブル解決法を学ぶ―

インプラント埋入時には様々なトラブルが生じ得ます。初期固定不足、骨欠損によるインプラント体の露出、インプラント体の位置や方向の差異、異常出血と気道閉塞、神経損傷などですが、講義と実習(ハンズオン)を通してトラブル回避法と解決策を習得していただきます。

インプラント希望だが骨が少ない症例が来院した―骨量不足症例でインプラント治療を成功させる方法をマスターする―

インプラント埋入部の歯槽骨不足は、インプラントの埋入を妨げ、あるいはインプラント治療の予知性を低下させ、また審美的問題を後遺します。これらの問題に対応するために、様々な骨造成法がありますが、失敗も多いのが欠点です。成功につながる骨造成の手技と理論を講義とハンズオンを通じて習得していただきます。

インプラント周囲炎が生じたら(ライブオペ)―インプラント周囲炎の治療とインプラント救済方法を学ぶ―

インプラント周囲炎は、中長期経過症例の緊急最重要課題です。インプラント周囲炎の対策は緊密なメインテナンスが基本ですが、ひとたびインプラント周囲炎が生じると、骨吸収からインプラントの脱落へとつながる可能性が生じてきます。インプラント周囲炎初期治療から、骨欠損を伴うインプラント体表面の無毒化と骨再生までを講義と実習を通して学んでいただきます。

上顎洞の大きな上顎臼歯部にインプラントを埋入する(ライブオペ)―易しいサイナスリフトの方法を実践できる―

上顎臼歯部欠損症例では上顎洞底挙上術を必要とする症例が少なくありません。そのような症例では歯槽頂アプローチあるいは開窓法によるサイナスリフトを症例に応じて選択し、洞粘膜を損傷し難く、かつ挙上しやすい器材を使用して実施します。ライブオペ見学と講義、豚上顎骨を使用するハンズオンで習得していただきます。

審美的インプラント修復のために―抜歯即時埋入とティッシュマネージメントをマスターする―

審美的インプラント治療のための最善の方法は、抜歯即時埋入即時荷重インプラント治療です。骨吸収を抑制し軟組織の退縮も防止可能です。しかし、軟組織が不足して審美的歯肉形態を回復する必要な症例も多く存在します。講義とハンズオンによって、抜歯即時埋入の術式を角化歯肉移植、結合組織移植法を実践していただきます。

審美領域における多数歯欠損症例の対処 ライブオペとハンズオン2日間コース

審美領域における多数歯欠損症例にインプラント処置をおこなう場合、治療計画の段階で、埋入本数、配置を決定し、種々の外科処置(抜歯即時埋入および待時埋入、歯槽堤拡大など ) の選択、埋入後のインテグレーションが確立するまでの安静期間での暫間補綴物の選択(テンポラリーデンチャー、イミディエートレストレーション)、そしてインテグレーション後の対合歯の状態を考慮した補綴物のマテリアルおよび上部構造接合様式の選択、与える咬合を決定しなければなりません。そうすることにより患者様に対して、より安全で侵襲が少なく、より短期間で治療が終了し、予知のあるインプラント補綴が完了します。今回、審美領域における多数歯欠損症例のライブオペ、ならびに多数歯欠損症例の模型を使用して、実際に則した治療計画ならびに埋入実習を行います。

歯周治療アドバンスセミナー2日間コース 歯周組織再生療法

歯周組織を再生させることにより歯周ポケットを除去できる歯周組織再生療法は、歯周治療において理想的な治癒を得ることができる治療法です。しかし、術者の習熟度によって結果が左右されるため、正しい知識と技術を身につけていないと、期待した結果を得ることはできません。本コースでは、歯周組織再生療法を成功に導くための知識と技術を、講義と実習を通して習得していただきます。

歯周治療アドバンスセミナー2日間コース ソフトティッシュマネジメント

ソフトティッシュマネジメントは、天然歯およびインプラント周囲組織の審美性の回復、あるいは歯周病およびインプラント周囲疾患の再発予防のために軟組織に対して行う処置の総称です。主に結合組織移植術や遊離歯肉移植術など、部分層弁の形成を含む難易度の高い外科手術が用いられていますが、この“部分層弁の壁”を乗り越えることができれば、審美治療とインプラント治療の守備範囲を大きく広げることができます。本コースでは、ソフトティッシュマネジメントを成功に導くための知識と技術を、講義と実習を通して習得していただきます。